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Up to meシリーズ(着せ替えアイテム)開発の誕生秘話

NUDGEで人気のUp to meシリーズ。
その日の気分で石やパーツを取り替えたり、組み替えたりできる着せ替えアイテムです。
商品が誕生して3年ほど経ちますが、今もなおこだわりをもって新たなカスタムアイテムをリリースし続けています。

 

このUp to meシリーズは、代表三神のある想いから生まれました。
本記事では、三神が開発当時につづったインスタ投稿文を一切編集することなく、彼女の言葉そのままを紹介したいと思います。

3年前から驚くほど全くブレていない三神の想い。
ちょっと長文ですが、あたたかいドリンクでも飲みながら、ゆったりとご一読いただけると嬉しいです。


以下、インスタ投稿文より引用

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[セルフカスタムパーツを作った理由 1]

※現在は、Up to meシリーズ(着せ替えアイテム)と呼び名が変わっております。

ここ最近投稿した石やチャームを着せ替えできるセルフカスタムパーツ。

ひと手間が面倒くさいと感じる方もいるかと思いますが、実は思いのこもった誕生秘話があるので、すこしお話しさせてください。

まずひとつ目の理由。
「自分らしさ」は、接する人や環境や、その日のコンディションによって変わるからです。

ミッションに、ありのままに生きる人を応援すると掲げてるNUDGEですが、皆さんご自身の「ありのまま」言葉にすることはできますでしょうか?

私は「自分に素直」「意味主義」(自分らしさについては常にアップデートしてるので、一年後には違う表現になってるかもしれません)だと思っています。

すこし前まで、「行動力がある」「ポジティブ」などを自分らしさだと思っていましたが、30年も生きていると常に行動力があるわけでも、常にポジティブなわけでもない。
その上、自分らしさをそう定義してると、そのように振る舞えていないときにひたすら自己嫌悪に陥っていました。

そんなとき出会った平野啓一郎さんの「分人主義」。自分という存在を更に小さな「分人」という単位に分ける、という考え方です。人間というのは「本当の自分」というものが真ん中にあっていろんなことをコントロールしているわけではなく、すべて自分の外(環境や他人)との人間関係の中に自分があって、「相手によって引き出されている」らしい。

当たり前のように、ひとは環境・相手・コンディションによって態度が変わります。でもどこかで、ぶれない自分が存在すると信じて、探して、でも見当たらない。そんなふうに感じてきた自分にとっては、自分らしさってコロコロ変わっていいんだ!と、世紀の大発見でした。

更に著書では「自分を愛するためには、他者の存在が不可欠だという、その逆説こそが、分人主義の自己肯定の最も重要な点である。愛とは、「その人といるときの自分の分人が好き」という状態のことである。」と述べられています。

色んな分人がいる中で、どの分人でいるときの自分が好きで心地いいか、それを見つけてその分人の割合を増やしていく。つまり、自分で環境や一緒にいる人を選んでいく。それが、自分の中のダイバーシティを許しながら、精一杯過ごしていくことなのだと教わりました。
確かに私がパートナーとして今一緒にいる夫と
は、「私が私で居れること」が一緒にいれている理由だと感じます。

話を戻します。

NUDGEは着飾るためでなく、ありのままの自分らしさを意思表明・宣言するために、自分らしいマイジュエリーを身につけてもらいたいと思っています。

でも、これだ!と思う石ってきっとひとつじゃない。これも私っぽいし、これも私っぽい、と思うと思うんです。実際、私も思い入れのある石は複数。
だから、その日の自分らしさになじむ石を、1日の始まりに選んでその日のスタートを切るって素敵だな、と思って、セルフカスタムパーツをつくりました。

今日はどんな分人を選ぶか自分に問う、そんな儀式をジュエリーを通してしてもらえれば、何よりです。


[セルフカスタムパーツを作った理由 2]

二つ目の理由。

それは、ずばり!エシカル消費に繋がるからです。

純粋に、ネックレスチェーン、ふたつもいらんやん、という素朴な想いです。 「エシカル」という言葉、ここ最近SDGsの浸透と共に耳にすることが増えた言葉の一つではないでしょうか。

辞典には下記のように記されています。

環境だけではなく、人や社会、地域という自分たちを取り巻くすべてのものに対して、多くの人が考える良識に従って考えよう、行動しようという概念。

法律で縛るのではなく、道徳や良心に訴えかけている点が特徴。
「健康的で持続可能なライフタイル」という意味を持つ「ロハス(Lifestyles of Health and Sustainability)」と似ているが、エシカルとは環境と健康だけにとどまらない点が違いである。
(weblio辞書より ※調べてみたら、最近の広辞苑にはまだ採用されていない単語でした。)

一般的にエシカル消費とは、「人や社会、環境に配慮したものやサービスを選んで消費すること」を指します。

モノ・サービスが自分に届くまでの裏側を知って(たとえば素材の生産者はだれなのか、その人たちは適正な賃金をもらえているのか、劣悪な環境でモノづくりをしていないか、などなど)、どのブランドで買い物をするのか自分で見定める、というイメージです。

でも、日常をエシカルブランドだけで成り立たせることって、本当に難しいと思う。お金もかかる。それに何より正義感に溢れた選択は、確かに正しいかもしれないけれど、好きが溢れるのだろうか。

私の場合は、どれだけ素敵な裏側のストーリーがあるブランドでも、やっぱり好みのものでなければ欲しくない。こだわりがそこまでなく好みの範囲が広いひとには、正しさと好きは両立するかもしれないのですが。

そんな風に感じていたのもあり、私はエシカル消費の解釈をすこし変えて、というよりは追加して、生産者がこだわった「届けるまで」のモノづくりの裏側だけでなく、自分の「届いてから」の使い方をエシカルにしていこうと思い至りました。

具体的には、「同じようなものはできるだけ複数持たない」「長く大切にできる、ときめくものor実用的なものを選ぶ」といいう視点で買い物をし、少しずつ、身につけるもの、インテリア、食にまつわる道具や器などを断捨離し、新たにそろえていきました。

エシカル消費の敵は本当にファストファッションなのか。もちろん、不当な労働の上に成り立っている安価なものは良くは思いません。

けれど、私は、とっても気に入ってるユニクロのニットを持っているし(ファストファッションの代表としてユニクロを挙げているけれど、ユニクロ自体は難民の自立支援や工場の開示をしている。)、100均でお買い物もします。

そのお買い物がエシカルかどうかは、買ったブランドがエシカルブランドであるかだけでなく、使い方がエシカルかどうか、自分にも委ねられていると思んです。

だから、安いからとか、良い素材だから、という分かりやすい基準だけでなく、長く大切にしたいと思えるほど、「好き」かどうかという自分の直観も大事に。

そして、決してこれは、ミニマリスト宣言ではありません。
ミニマリストは、最低限の必要なものだけでの生活を実践している人たち。持たない豊かさを追求するシンプルライフ送っています。

だとしたら、服は10着の着まわして事足りるかもしれません。けど、ときめいて大切にできるのが20着なら、それで良いと思います。

断捨離の基本的理念は、「いらないものを捨てる」のではなく、「必要なものを選ぶ」ことだそうです。

自分の「必要」の定義、一度考えてみたら自分らしいエシカル消費が出来るのかもしれません。

ジュエリーに関して言えば、私は生涯の伴侶!と石をたったひとつに絞るのではなく、ときめいた石は自分の元に来てもらって、せめてネックレスチェーンはいくつも持たずに着せ替えで自分なりのエシカル消費の実践をしています。というお話でした。

こういう想いで誕生した、セルフカスタムパーツ、皆様の心の片隅に置いといてもらえるととても嬉しいです。

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