40歳という節目の誕生日を翌年に控えたお客様。
特別に感じられるタイミングで、リングをお仕立てさせていただきました。
お仕事でも一区切りのご褒美として、そしてこれからの自分をさらに励ます存在として、「身につけると自信が湧くような、自分のためのリングをつくりたい」とご相談いただいたのが始まりでした。
石選びのテーマは、「“私”が主語になる、自分らしさ」。
内側から湧き出る情熱や強さ、自信を表す石言葉をもつ宝石をひとつひとつリストアップしながら、メインには、「何にも屈服しない」という石言葉を持つダイヤモンドをご選択。
その脇にはブルー系の石を3つ。
・ゾイサイト「奮い立つ」
・アイオライト「進むべき道を歩む」
・トパーズ「必要なものと出逢う」
順番にも意味を込めて、奮い立った自分が、道を選び、良き縁を引き寄せる…そんな物語をリングに込めました。
そして、もうひとつの願いとして、思い入れのある誕生石・ルビーをダイヤの裏側にそっと。
リバーシブルで使えるデザインなので、ルビーを表にすることもでき、普段は掌に秘めるように、ひっそりと内側に添えることもできます。
自分だけが知っている、心の奥の強さのように。
宝石は誰かのために着飾るためだけでなく、こうして“自分のためだけに愉しむ”という使い方も、とても素敵な在り方だと思います。
たくさんの想いを込めて仕立てた、世界にひとつのお守りのようなリング。
これからの日々が、よりしなやかに、自信とともにありますように。