スフェーン
花開く
毎朝昇る太陽の光を閉じ込めたような小さな炎の輝きは、内側に秘めた本来の自分の力そのもの。夜が明け差し込む朝日のように、自分の力を引き出し、望む未来やご縁をたぐり寄せてくれます。
誕生石 | 7月 |
カラー | 黄、橙、赤、緑、桃、褐色、灰色 |
産地 | メキシコ、ロシア、ミャンマー、ブラジル、マダガスカル、パキスタン、スリランカ |
硬度 | 5~5.5 |
スフェーンの名前は、ギリシャ語でsphenos(くさび)に由来するといわれています。スフェーンの結晶の多くが、片方がV字に尖ったくさびのような形をしていることから、この名前が付けられたそうです。和名は、「楔石(くさびいし)」「チタン石」。鉱物名は、宝石名と同じ「スフェーン」、またはチタンを含むため「チタナイト」のどちらかで呼ばれています。
スフェーンの大きな特徴は、ダイヤモンドよりも高い光の分散率を持つこと。鉱物の中で光が屈折・分散し、虹色に見えるファイアという現象がとても強く出現します。また、見る角度によって色の濃淡や色そのものが変化して見える多色性という特徴も持ち合わせます。
スフェーンは硬度が低く、強い衝撃に弱いため、取り扱いには注意が必要です。また、汗や高温にも弱いため、日常で使用する際はその点も気にかけておくと安心です。