アマゾナイト
霧が晴れ光が差す
頭や心の曇りが追い払われ、光が差し込んだ目覚めの良い朝のように、すっきりと安定した状態で前を向けます。
誕生石 | |
カラー | 青、緑、青緑、水色 |
産地 | アメリカ、ベルー、ブラジル、ロシア、カナダ、インド |
硬度 | 6 |
アマゾナイトの名前の由来は、その名の通り南米のアマゾン川から名付けられています。和名も、アマゾン川をイメージして天河石(てんがせき)と呼ばれています。しかし、アマゾナイトはアマゾン川では産出されないため、アマゾン川流域の鉱山で採掘された他の石と混同されたことが、名前の由来になったとされています。
鉱物学では、フェルスパー(長石)グループの微斜長石の中で、青緑に変色したものをアマゾナイトといいます。稀に、ムーンストーンと同じくシラー(輝き)が見受けられるものも。
美しいブルーグリーンの色合いは、石に含まれている微量の鉛によるもの。白色の部分(アルバイトという長石の一種)が混ざったものが多く、色味が均一で鮮やかなものは希少価値が高いといえます。
アマゾナイトの宝飾品としての歴史は古く、古代エジプト時代まで遡ります。青緑色に発色するアマゾナイトは、生命を生み出す水の色と似ているため、縁起がよい色としてエジプト時代にはビーズやマスクなどに装飾されていました。