クンツァイト(ミルキー)
慈しみに満ちる
他社への見返りのない愛情が湧き、豊かなコミュニケーションを助けてくれる石。
恋愛の守り石にも。
誕生石 |
9月 |
カラー | 桃、紫、緑、黄、無色 |
産地 | アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、ロシア、パキスタン、オーストラリア、アフガニスタン、ナイジェリア |
硬度 | 6.5~7 |
クンツァイトは、20世紀初頭にアメリカのカリフォルニア州にある鉱山で発見され、鉱物学者でティファニーの宝石鑑別士でもあったGeorge Frederick Kunz(ジョージ・フレデリック・クンツ)博士が新種の鉱物であることを突き止めました。クンツァイトの名前は、クンツ博士の名前にちなんで名付けられたそうです。和名は「リチア輝石(りちあきせき)」。スポジュミンという鉱物種に属するため、鉱物名はスポジュミンといいます。
クンツァイトは2つの性質を持ちます。ひとつは、直射日光などで紫外線を浴びた後に暗い部屋に持ち込むと、その後も僅かに輝きが持続する「燐光性」です。ダイヤモンドも同じ性質を持ちます。
もうひとつは、鉱物を傾けて見える角度を変えると違う色が見える「多色性」です。色の濃淡だけでなく、透明に見えたり、色そのものが異なったものに見えることもあります。
硬度は6.5~7で決して柔らかいとはいえない硬さですが、へき開性という特定方向に割れやすい性質を二方向に持つため、研磨やカットには特別な注意が必要になります。