イエロージルコン
凪ぐ
「平和の石」ともいわれ、自分の状態や人との関係において、穏やかな安心・安全が広がります。
誕生石 | 12月 |
カラー | 黄、橙、青、赤、緑、褐色、無色 |
産地 | オーストラリア、ミャンマー、スリランカ、カンボジア、タイ |
硬度 | 6.5~7.5 |
地球上で最も古い鉱物といわれるジルコン。その名前は、アラビア語でzarkun(赤色)、古代ペルシャ語でzargun(金色)に由来するといわれています。和名は、「風信子石 (ひやしんすせき)」。ヒヤシンスのように、さまざまな色を持つジルコンの特徴をとらえた名前が付けられています。
鉱物の中で光が屈折、分散することで、虹色に見えることをファイアと呼びます。無色のジルコンはこのファイアの性質を持ち美しい輝きを放つため、ダイヤモンドの代替品としてよく使われます。
ジルコンは、内側に放射性元素を有することが多いため、それにより結晶構造が損なわれる場合があります。結晶構造が変わると、色や硬度、光の屈折率も変容します。この放射線誘発による損傷の度合いが低いものをハイタイプ、損傷度合いが高いものをロータイプ、その中間をミディアムタイプと分類しています。市場に流通するものは、結晶構造の損傷が少ないハイタイプがほとんどだといわれています。
因みに、人口鉱石で有名なジルコニアは、ジルコンから発見されたジルコニウムという元素をもとに生成されます。ジルコニアがジルコンに似た名前である理由は、この元素名に由来があるためだといわれています。